“身体拘束”なぜいけないの? <アクティブライフ夙川>
アクティブライフ夙川
“身体拘束”なぜいけないの?
8月、身体拘束研修 を行いました
今回の研修では実際にスタッフが身体拘束を体験し
「なぜ身体拘束をしてはいけないのか」と頭では理解していても
無意識に行っていることがないか、身をもって知ることを目的に行いました
「立ち上がると危ないから。」と背もたれを倒し足も上げられます。
思うように立ち上がることができません。
また、無理に立ち上がろうとすると転落しそうになったり不安定な座り方になったりと
新たな危険も起こりそうです。
ベッド上で四肢をひもで縛られました。
思うままに寝返りができません。痒いところに手が届ききません。
助けを呼びたくてもナースコールに手が届きません。
ミトンをはめてみました。中が蒸れて不快です。
痒くても思うように掻けません。コップも上手く持つことができません。
「立ち上がると危ないから。」と車椅子に乗って抑制ベルトを装着されました。
「恥ずかしい。」という声も聞かれました。
体験を終えてグループに分かれてディスカッションしました
「悲しくなった。」「苦しい。」「悔しい。」「あきらめ。」様々な意見が出ました。
スタッフそれぞれが普段の自身のケアについて私も実際に体験をして感じたのは
「生きる気力を失う。」という事でした
これらの 精神的苦痛 の他にも“筋力の低下” “食欲の低下” “抵抗力の低下” 等の
身体に与える影響 もたくさんあります
アクティブライフ夙川では現在は身体拘束を行っている方はいらっしゃいませんが、
もし今後検討せざるを得ない事があっても今回学んだ事をしっかりと頭に入れ
「身体拘束ゼロ!」を目指したケアをスタッフ一同心掛けていきたいと
強く感じました
★この施設のホームページはこちら↓
http://activelife.co.jp/group/shukugawa/