採用時研修(歩行)<本社・研修センター>
アクティブライフでは、入社時に研修を受けて頂く事になっております
本日は、『歩行介助』について、研修を行いました。
研修の前半は“視覚障害の方への介助”です。
後半は足に負荷をかけて“片麻痺の方の歩行について考える”機会を設けています。
今回のブログでは、前半の“視覚障害の方への介助”の研修の様子をご紹介します
今回のテーマの目的としては、障害のある立場を体験し、こういう介助が欲しいな、
これは安心できたというようなことを体験することで、“利用者理解”につなげてほしい
という思いから実施しています。
研修参加者は交互にご利用者役・スタッフ役になり、歩行介助の一連の流れを
ロールプレイしました。
【設定】
○ご利用者役は視覚障害があるものの、身体的障害は無い。
(ゴーグル・アイマスクを着用し視覚障害を疑似体験)
○開始時は、普段お過ごしの居間にてイス・テーブルで寛がれている。
○スタッフ役が訪室し、居間から離れた所にある食堂へお連れする。
○途中、細い道を通るため、縦一列になる必要がある
(人が1人だけ通る事が可能な程度の細い道)
【研修参加者の感想】
~ご利用者役~
○普段のようなスピードや思い切りでは歩けない。フラフラする。
○「自分で歩いて行く」という意識ではなく、「連れて行かれる」イメージ。
○声掛けをしてもらう事ですごく安心出来る。前もって心構えが出来る。
~スタッフ役~
○歩行介助の際、誘導する役のはずの自分も余裕が無くなってしまい、
ご利用者役に不安感を与えてしまった。
○声掛けをする際に、言葉の統一が必要だと感じた。「~m」なのか「~歩」なのか。
→「~m」より、やはり「~歩」の方がわかりやすい。
○目で見る距離と実際に歩く距離との感覚の違いを再認識。
ご利用者が安心して好きな所へ行って頂けるような支援をしたいですね。
そのためには、ご利用者の性格・状態・習慣といった個別の情報の把握も必要です。
また、スタッフとご利用者、双方の信頼関係の大切さも今回の研修を通して理解して
頂けたかと思います。