採用時研修(インスタントシニア体験)<本社・研修センター>
アクティブライフでは、入社時に研修を受けて頂く事になっております
本日は、『インスタントシニア体験』をして頂きました。
加齢による身体的機能の低下や心理状態を実感、様々な気付きの機会を
持って頂く事が目的です。
以下の装身具を身に着け、日常動作(歩く、暗い場所へ行く、飲み物を飲む、本を読む…等)を行います。
【使用した装身具・効果】
①白内障用ゴーグル:視覚の変化、視野狭窄
②耳栓:聴覚の変化
③軍手:触角の変化、手先の不自由さ
④おもり(腕と足に装着):平衡感覚の変化、可動域の変化
【参加者の感想】
「視覚・聴覚が低下すると、情報が入りにくくなり、閉鎖的になる」
「自分だけの世界に閉じこもり、疎外感、あきらめも感じ、悪循環」
「ケガをしそうで、何をするのもこわごわ・受け身的。
新しい事に挑戦する気が起きない」
「出来ない事を痛感し、無力・みじめな気分」
「他者からの優しい・気遣いの言葉も素直に受け取れない」
高齢者は急激な変化ではなく、徐々に身体的機能が低下します。
少しずつ嫌な(機能低下の自覚・無力感)事・喪失体験の積み重ねとなって
しまいがちです。そして自分の価値を見出せなくなってしまいます。
高齢者は私達以上にこれまで多くの知識・経験をお持ちになられて来た方。
自信を喪失しないよう、“敬い・尊敬の気持ちを持って接する”事が大切です。
今回のインスタントシニア体験で実感された事を元に、それぞれのお仕事に繫げて頂けたらと思います。